【教育学系】
分野 | 論文タイトル名 | 大学・専攻 |
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教育学系 | 居眠りの教育的位置づけを考える-「教育的居眠り」を活かす教育づくり- | 奈良教育大 |
学校事故と教師の専門性 | 国立-東京学芸大 | |
価値分析能力を育成する歴史授業過程に関する研究 | 国公立-徳島 | |
音楽を用いた体操について ―創作への試み― | 東京家政 | |
初等教育での教員のとるべき立場 | 国公立 | |
子どものストレスに関する考察 | 青山学院 | |
学級経営の充実 | 私立-東京 | |
幼児教育としてのシュタイナー教育 | 私立-愛知 | |
「ずは」の研究 | 国公立-岡山 | |
生き生きとしたコミュニケーションを作る音声言語教育 | 国公立-山梨 | |
高等学校運動部における、勝利至上主義の変遷と影響について | 東京女子体育 | |
ウィンドミル投法におけるスナップ技術の習得に関する研究 | 国公立 | |
出生順位における兄弟の性格形成のちがいについて | 私立 | |
少年法における子どもの権利保障に関する一考察 | 岡山 | |
THE INFORMATION REVOLUTION IMPACTS & ISSUES -望まれるITの利用と社会変革- | 公立-東京 | |
英検取得級と大学入試センター試験英語科目獲得得点との相関関係(英語執筆) | ハイデルベルグ大 | |
教具に見る日本の学習文化の変遷 -筆記具の学びへの影響を中心に- | ||
サッカーがなぜ世界一のスポーツになったのか | ||
ひとり親家庭について | ||
モーツァルトのサンフォニー・コンセルタントがクラヴィーア・コンチェルトに与えた影響 | 大学 |
- タイトル
- 居眠りの教育的位置づけを考える-「教育的居眠り」を活かす教育づくり-
- 分野
- 教育学
- 概要
- さまざまな場所で居眠りという現象は見うけられるが、教育現場での居眠りでは、少し違った問題がある。たとえば学校の授業中の居眠りでは、起こされる、怒られるというイメージが大きい。ここから、居眠り=悪いことである、というイメージがあることがわかる。そして、多くの居眠りについての問題はこの時点で終了してしまうのである。居眠りの原因はどこにあるのであろうか。居眠りひとつをとりあげてみても、さまざまな情報があふれ出てくる。居眠りをただ良し悪しだけで片づけてしまうことで、その情報を見逃してしまうのではないだろうか。子どもたちの背景を理解し、よく知ることが、よりよい教育につながっていくのではないだろうか。居眠りから情報を得て、教育に生かせるのであれば、居眠りはれっきとした教育問題であるといえるのではないだろうか。教育問題のひとつとして居眠りを教育の中にどう位置づければよいのかを考えていこうと思う。
- 特徴・オリジナリティ
- 今まで、教育学において居眠りを取り上げる研究があまりなかったことと、いろいろな側面から居眠りを見ている点、とくに養護教諭からの視点に注目していること。
- 大学・専攻
- 奈良教育大学
- タイトル
- 学校事故と教師の専門性
- 分野
- 社会科教育専攻 法学・政治学講座
- 概要
- 「学校事故」の損害賠償法理をめぐる議論は、1970年代、訴訟が増加と伴に、学説もこれを整理する形で進められてきた。「学校事故」における教師の責任は、一般の人に比べ高い注意義務が課せられているとの点で一致しているが、その根拠については、民法上の監督義務(正確には、代理監督義務)であるという見解と、これと違い特殊な義務が教師等に課せられているとする見解との対立がある。後者の立場は、当初は、教師等に固有の義務や教育上の義務が課せられているとして、注意義務が高くなるとしてきたが、次第に、教師の「専門性」に注目し、よって、注意義務も高くなるとする傾向が示され、「学校事故」の賠償法理を考える上で教師の「専門性」が重要な意味を持つようになった。さらに、伊藤進=織田博子氏は、危険が内在する正課授業中の事故について、教師等は、「専門家」としての責任が問われるとして、これを「授業過誤」とした。従来、学説における「学校事故」における教師の「専門性」の議論は、休み時間やクラブ活動中の事故などを含む広範囲の事故について及んでいるが、本稿が扱う「学校事故」の範囲は「授業過誤」説と同様に、危険が内在する正課授業中の事故に限定する。すなわち、授業の際、教師の指導が不十分であったということで事故が起きた場合において、教師が「専門家」として問いうるかを考えることにする。本稿は、この「授業過誤」説を切り口として、「学校事故」の分野に「過誤」が成り立ちうるかを検討するものである。
- 特徴・オリジナリティ
- 教師の「専門家の責任」について検討し、アメリカの教師の不法行為責任についてみてみた。その上で、教師は「専門家」なのか、また、なぜに「専門家」として高度な注意義務を負うべきなのかを検討していった。その結果、教師は、「専門家」としての注意義務を課せられた者でないとして、限定された範囲での「専門性」を考えるべきであるという結論に達した。
- 大学・専攻
- 国立-東京学芸大学
- タイトル
- 価値分析能力を育成する歴史授業過程に関する研究--J. Zevinの所論をもとに--分野
- 歴史教育 価値分析教育
- 概要
- 従来の歴史教育は歴史事象そのものに価値を見出し、その既存の価値を教授することが教育として意義のあるものであるという見解に基づいて授業を実践してきた。筆者は、この考え方に基づく授業を実践することは子どもたちを体制に無批判に組み込むことにつながるので、この立場には賛同できない。現在、子どもの主体性が求められているが、主体性には覚悟と責任能力を伴う。この覚悟や責任能力は、公正な判断に基づいた自己の意思決定によってのみ実現するものである。歴史教育を社会科教育の一学習領域であると捉え「社会認識を通して市民的資質の育成」との視座から、市民的資質の中核概念として価値分析能力の育成を重視し、本研究では、この価値分析能力を育成する歴史授業構成論を明らかにする。
- 特徴・オリジナリティ
- アメリカ社会科教育研究者のJ.Zevinの所論に基づいた社会科教育論にある反省的思考に基づく社会科教育学の理論を抽出した点。
- 大学・専攻
- 国公立-徳島大学
- タイトル
- 音楽を用いた体操について ―創作への試み―
- 分野
- 初等体育
- 概要
- 音楽を用いた体操について調査し、それを参考に実際に体操の作成を試みる。まずは体操とは一体なにかということについて調査した。そのなかでも幼い頃から慣れ親しんできたラジオ体操に的を絞り、歴史的変遷を調べ、ラジオ体操の意義や構成についてまとめた。それに関連して、現在の小学校におけるラジオ体操の実態をアンケート調査し、自分が小学生であった時代と比較、検討していった。また、ラジオ体操以外の音楽を用いた体操についてもアンケート調査し、どのような体操が現在おこなわれているのか、そしてどんな体操が求められているのかをまとめた。そして、今までのことを踏まえ、小学生を対象とした音楽を用い体操を実際に創作した。
- 特徴・オリジナリティ
- 調査・研究に加え、実際に創作するという点がこの論文の特徴である。体操に用いる音楽の選択から体操の動き、組み合わせ、構成まですべて自分で考え、完成させた。将来小学校の教師になったとき、自分のクラスの子どもたちに合った体操作りをする上で今回の経験が必ず活かせると考えている。
- 大学・専攻
- 東京家政大学
- タイトル
- 初等教育での教員のとるべき立場
- 分野
- 概要
- 自分が教育を受けた頃はあまり個性をのばすということが重要視されていなかった。協調性を重んじるという指導下に身を置いていた。しかし、まわりと同じ行動をとるという教育では今後、国際社会の中では通用する人物の育成は無理だと考える。日本でも試験的に試みている飛び級制度等を積極的に拡大する必要があるのではないか。1人1人の資質を学校と保護者が協力して見分け、子供の才能を最大限に引き出す教育システムの構築が必要だ。
- 特徴・オリジナリティ
- 新しい教育システムの構築を具体案を示しながら提示した。いままでは指導教官の望むような保守的な卒論を多かったので革新的と言われた。
- 大学・専攻
- 国公立
- タイトル
- 子どものストレスに関する考察
- 分野
- 幼児教育
- 概要
- ストレス社会と言われる現代の日本社会においては、私達大人だけではなく、自由奔放に遊んでいるように思われる子ども達にとっても、ストレスは無関係ではなくなってきている。子ども達を取り巻く実にストレスフルな環境を、家庭教育と学校教育両方の側面から捉えている。家庭においては、親子、兄弟関係のあり方が子どもの心身に及ぼす影響の大きさについて考察した。また、現代の学校教育のあり方、すなわち偏差値輪切り教育がいかに子ども達の個性を押しつぶし、また過酷な受験競争が子ども達の健全な心身の育成を阻んでいるかについて言及している。これからの学校教育においては、ストレス耐性を養う、すなわちストレスに強い子どもを育てるための教育(=ストレスマネジメント教育)を行うべきではないだろうか。現在このようなストレスマネジメント教育を行っている学校は、まだまだ少ないと言うのが現状であるが、非常に効果的であることが報告されている。現代社会で生きるためにはストレスをまったく避けては通れないし、またストレスそのものは悪いことではなくむしろそれを乗り越えて、人間は成長するものであると言えよう。ただ、現代の希薄な親子、人間関係や、教育荒廃による過度のストレスは、子ども達を押しつぶすものであり、少年犯罪、いじめ、登校拒否、家庭内暴力など子ども達を取り巻く様々な問題が深刻化している今こそ改めて家庭、学校教育のあり方が問い直すべきであろう。
- 特徴・オリジナリティ
- 乳児期、幼児期、児童期、思春期の4つのライフサイクルにわけて、それぞれの時期におちいりやすいストレス性の心身の症状とその主な原因について取り上げた。また、NHK世論調査部が行ったデータをもとに現代の子ども達の心身がいかに不健康であるかということを改めて実感させられた。そこで、今後学校教育の一部に、ストレスマネジメント教育を導入する必要性を感じ、自分なりのストレスマネジメント教育の授業案を作成した。
- 大学・専攻
- 青山学院大学 教育学科
- タイトル
- 学級経営の充実
- 分野
- 児童教育
- 概要
- 学級は、同じ年度に同じ学区内に生まれたというだけで編成され、年度始めに決められると一年間は変わることはない。その点で、他の集団とは異なる学級集団について関心を持った。学級とは何から成り立ち、影響を受けて形成されるのか。充実している学級とはどのような学級か。学級経営を充実させるためには何が必要か。これらのことについて考察した。学校生活の多くを学級の中で過ごし、学級を軸に活動する子どもたちにとって学級とはどうあるべきか。質問紙調査と文献研究から、充実している学級とそうでない学級について比較し、それぞれの特徴について考察しながら充実した学級経営について研究した。
- 特徴・オリジナリティ
- 学級経営を方法論ではなく、学級を構成する集団の構造からみている。その集団に影響を与えるもののひとつに地域社会が挙げられることから、3地域の小学校を取り巻く環境から児童・生徒の様子を比較した。また、学級担任、養護教諭、スクールカウンセラーの相互連携にも触れている。
- 大学・専攻
- 私立-東京 家政科教育学系
- タイトル
- 幼児教育としてのシュタイナー教育
- 分野
- 児童学科
- 概要
- シュタイナー教育とは何か。日本で20年くらい前から徐々に実践され、現在では多くの教育機関がその実践を試みている。現代においては様々な幼稚園が散乱している。特色を出そうとコンピュータや英語など知育教育を取り入れている幼稚園もある。幼児は真にそれを望んで行っているのだろうか。答えは否である。幼児がというより、幼児の内的な存在がそれを望んでいないのである。これについては後に詳しく述べていくものとするが、幼児期にはふさわしくない教育というものがあり、残念ながら、現代においてはそのふさわしくない教育が蔓延しているのではないだろうか。
- 特徴・オリジナリティ
- シュタイナー教育を幼児教育の観点から、教育論に始まり、実際の教育法までさまざまな角度で探っていく。
- 大学・専攻
- 私立-愛知 教育学
- タイトル
- 「ずは」の研究
- 分野
- 国語
- 概要
- 古典で用いられる「ずは」について文法的な変遷を文献をもとに研究し、用例とともに、解説。
- 特徴・オリジナリティ
- 数ある文献を洗い出し純粋に数値だけで結論を出したこと。
- 大学・専攻
- 国公立-岡山 小学校教育
- タイトル
- 生き生きとしたコミュニケーションを作る音声言語教育
- 分野
- 国語教育学
- 概要
- 国語教育には色々な行為があります。例えば「読む」「書く」「聞く」「話す」など大きく4つにわけられます。以前の国語教育は「読む」「書く」が中心でした。今しっかりと、正確に「話す」「聞く」力が求められています。現代社会ではコミュニケーション不足のため様々な問題が起きています。そのため現在の学校教育でどのように、その力をつけるべきか、またつけるためにはどのような実践があるのかをまとめました。
- 特徴・オリジナリティ
- 大まかには論理的な面と実践的な面の2つに限られています。論理的な面は学者の方の文献を参考にまとめましたが、後半は実践的な面として、教育実習で取り組んだ音声言語の授業についての考察などを盛り込みました。その点が自分の独自性のある所だと思います。
- 大学・専攻
- 国公立-山梨 初等教育学科
- タイトル
- 高等学校運動部における、勝利至上主義の変遷と影響について
- 分野
- 体育史
- 概要
- 高等学校運動部では、いつ頃から何がきっかけで勝利至上主義がかかげられたのか。これに関してはS50頃の学習指導要領改定で、クラブ活動とのからみから部活動は自由になったことがわかった。そしてそのころから盛んに勝つための部活動がおこなわれた。また、過去の新聞記事を調べ主に部活動中の死亡事故について統計を取り、照らし合わせた。また、いつどのようなときに事故が発生しているかや、部活別、月、学年別などの統計を取りグラフ化した。
- 特徴・オリジナリティ
- 分析の手法(さまざまな文献と新聞記事の統計を照らし合わせた。)
- 大学・専攻
- 東京女子体育大学
- タイトル
- ウィンドミル投法におけるスナップ技術の習得に関する研究
- 分野
- 運動指導論
- 概要
- ソフトボールは野球と違い、ピッチャーがボールを下から投げなくてはならない。また、ピッチャープレートから打者までの距離が男子が14.02m、女子が12.19mと短いために速い球を投げることができる投手ほど有利になる。しかし、人間が通常速い球を投げる時の動作はオーバーハンドが多いため、下投げで速い球を投げることは難しい。そのため、これまではウィンドミル投法をマスターするための練習には、・.スナップ技術の習得の練習、・.1の練習に腕の回転を加えた練習、・.2の練習に下半身を加えた練習というように、分習法がとられることが多かった。スナップ技術の習得は、下半身を使って得た大きなエネルギーをボールに伝える重要な技術である。しかし、ウィンドミル投法のスナップの技術は日常では使うことのない動作であるため、練習段階で手首に力みが生じ、習得するまで時間がかかるのが一般的である。スナップ技術の練習の際に指導者は「手首を上に返す」、「野球のようなスナップをつかう」というような手首を背屈から掌屈させる指示や示範を与える。しかし、スナップ時の手首の運動分析を行った結果、前腕が回内し手関節が掌屈した状態から尺屈していることがわかり、指導者の考えている手首の動きとは違う動きであることがわかった。そしてこのような実際の手首の動きとは違う指導が、初心者の手首に力みを生じさせ、ウィンドミル投法の習得を遅らせている原因の一つになっているのではないかと考えた。手首の捻りによってボールを投げる動きは、手塚一志の「新運動原理(四肢末端部位加速原理)」に、指先などの、体の先端部を加速させる動きとして、体温計を振る動作で説明されている。また、精神集中することによって力みを取り除く方法としてインナーゲーム理論がある。インナーゲーム理論を用いての代表的な練習法としてテニスの「バウンス、ヒット法」、ゴルフの「バック、ヒット法」がある。その方法を用いて、ボールを注視することにより、短時間で技術を習得することがすでに報告されている。そこで本研究では、ウィンドミル投法の習得を短時間でできるようにするために、手首の動きに対する指示を体温計を振る動作を用いて説明するとともに、練習時の手首の力みを取り除く方法として「インナーゲーム理論」を用いて練習させる新しい指導方法を考案し、その指導前と指導後ではボールの速度やフォームにどのような違いがあるか考察した。
- 特徴・オリジナリティ
- 今まで、教育学において居眠りを取り上げる研究があまりなかったことと、いろいろな側面から居眠りを見ている点、とくに養護教諭からの視点に注目していること。
- 大学・専攻
- 奈良教育大学
- タイトル
- 出生順位における兄弟の性格形成のちがいについて
- 分野
- 児童心理学
- 概要
- 兄弟の出生順位による性格の違いはあるのか?兄弟はお互いのどのような影響を与えているか?長男・次男といった訳方ではなく、何番目にうまれたかといったわけ方である「長子」「末子」「中間子」という見方で研究した。長子の性格はどのように形成されるか?長子は両親にとって初めての子供であり、何もかも初めての両親は育児書を読んだり、人に聞いたり一生懸命である。模範的に、しっかりと育つことを期待され、下に兄弟が生まれると「お兄ちゃん・お姉ちゃん」としてリーダーの役割も与えられる。結果長子は両親の期待を裏切らないよう、優等生として育つことを意識する。反対に末子は、両親も子育てに余裕が生まれおおらかに接することができ、1番下ということで甘やかされるため甘え上手となる。両親も「元気」に育つことを望み、長子に対するライバル意識もうまれ、比較的活発に育つ。一人っ子はどうか。両親の愛情を一人占めして育つため競争心は余り生まれない。また、大人の中で育つため同年代の社会(幼稚園など)に接した時に人見知りをしやすい。独自の世界を持つのも一人っ子が多い。
- 特徴・オリジナリティ
- 何人かにアンケートをとった。「兄弟構成は?」「自分から見た兄弟の性格の特徴は?」「自分の性格を一言で言うと?」など・・・結果、ほぼ概要のような内容の結果が得られた。
- 大学・専攻
- 私立-東京都 教育学科
- タイトル
- 少年法における子どもの権利保障に関する一考察
- 分野
- 教育法制・教育行政学
- 概要
- 今日学校において大きな問題となっている「少年非行」は社会の変化とともに低年齢化、強化の一途をたどっている。そうした「少年非行」の要因は様々であるが、実際に非行を犯した20歳に満たない少年は「少年法」の規定に従い取り扱われていくことになる。しかし「少年法」はいままで議論があったように少年の人権を完全に保障しているわけではなく、時代に取り残されてている部分も多くあるといわれている。そこで少年法の中身を見ていくために、第1章で少年法改正問題について、第2章で実際の事件からみた少年の権利保障について流れをつかんだうえで、第三章において「教育から見た少年法の課題とあり方」を考察している。
- 特徴・オリジナリティ
- 考察の視点(ともすれば法学的視点からみられがちな少年法という法律を教育的視点から見ることによって、少年の人権を主体とした法律のあり方を実際の事件を参考にしながら考察している。)神戸の事件があったばかりで少年に対して重罰を与える法律を、という動きの中であえて少年を守る側にまわってみた。
- 大学・専攻
- 岡山大学 教育学部
- タイトル
- THE INFORMATION REVOLUTION IMPACTS & ISSUES-望まれるITの利用と社会変革-
- 分野
- アメリカの高等教育制度&社会教育・IT革命のインパクト
- 概要
- <Parkland Community College(USA)の研究>・「誰でも入れる地域大学(Community College)」とは?・ITの現代に必要とされる教育とは?実際にアメリカの大学に1ヶ月滞在し、感じたとおりまとめました。ポイントは以下の3点です。I.情報・知識社会化は不可避な変化II.Higher educationでなく、Post-secondary educationの要求 III.ITとの混合による教育機会の拡大を切望教育に興味ない人でも、IT先進国アメリカの公立地域大学の現在をわかりやすく紹介しているので楽しめると思います。また、これから大学受験をしようと思っている高校生や、海外の大学をめざしている方々にも、選択肢の一つとして参考になると思います。
- 特徴・オリジナリティ
- 卒業論文という規制された一形態のなかで、ITを利用してどれだけ「質の向上」を求めることができるのかの試み。=ただ提出する卒業論文をホームページ上にのせたのではなく、「ホームページで公表をすることを前提」に書いた卒論なので、大学に提出した学校規定の紙媒体による卒業論文よりも、ずっとすばらしいものになっています。CD-R版も作ってあるので(こちらはmovie付き) 興味がある方は、メールでお知らせください。
- 大学・専攻
- 東京都立大学 教育学
- タイトル
- 教具に見る日本の学習文化の変遷 -筆記具の学びへの影響を中心に-
- 分野
- 人間発達科学
- 概要
- 施行されて間もない新学習指導要領や、中央教育審議会による様々な答申、及び文部科学省の多くの施策などからわかるように、近年の学校教育文化の変化が著しい。自ら学び、自ら考える力である生きる力の育成のために、総合的な学習の時間という、これまでの学校教育ではみられなかった授業時間が確保され、またボランティア活動や地域での公共活動への参加をこれまで以上に推し進める教育が行われているなど、時代の変化に応じて求められるものを常に追求する姿勢が明確にわかる。では学校教育に限らず、そもそも教育の目的とは何なのだろうか。教育基本法第1条(教育の目的)によると、「教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたっとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」とある。この目的は同法が施行された1947年以来60年近く変わることなく存在している。教育に求められるものが変化しようと、この目的は不変であり、究極的に人格の完成をめざした教育が行われているのである。
- 特徴・オリジナリティ
- 過去に当てられがちな視点を、現代へと、また未来へと持ってきたところ。
- 大学・専攻
- タイトル
- サッカーがなぜ世界一のスポーツになったのか
- 分野
- スポーツ
- 概要
- この卒業論文では、「サッカー」がなぜ他のスポーツと一線を画し、これほど巨大な存在になったのかについての歴史的考察。そして巨大な存在であるがゆえに市民社会への多大な影響を与えてきたのではないかと考える。「サッカー」は世界一愛されているスポーツとして世界中の人々に大きな影響力を持ち、経済的・政治的にも巨大なパワーを持ちこの世界に存在している。サッカーほど、世界のどの国でも広く行われているスポーツはない。スポーツとしての「広がり」と「深さ」では断然、ナンバーワンである。国際サッカー連盟(FIFA)に加盟している国と地域(各国協会)の数は、2005年10月現在で207にものぼる。国際連合の加盟国数は191に達していないことがこれを物語っている。スポーツはその他にも野球やバスケットボール、もしくはボクシングなどの格闘技など人々の心を掴んでいるものは多くあるが、その競技人口・経済効果などは「サッカー」の比ではない。なぜ野球・バスケットボールではなく「サッカー」なのか。サッカーは経済的にも、また競技人口の面でも巨大な存在である。選手間の移籍に数十億もの金がつぎ込まれ、ワールドカップの興・u檮s収入は100億円以上だ。経済的に巨大であるということは、イコール政治的に力を持っていることである。サッカーが誰かの意思により、利用されないわけがないのである。スポーツにはその純粋さや素朴さゆえ、政治とは別の時限にある話だと考えられているかもしれないが、大きくビジネス化した今では政治とは無関係ではないと言い切れないだろう。本文では、サッカーの生い立ちから、現在の世界ナンバーワンのスポーツになるに至るまでの歴史を書物などから調査した。
- 特徴・オリジナリティ
- 取り上げた題材が独特?
- 大学・専攻
- タイトル
- ひとり親家庭について
- 分野
- 教育学
- 概要
- 近年、離婚率が増加する中、ひとり親家庭という家族形態が増えている。しかし、ひとり親家庭に対する社会の目、認識は厳しい。そこで、なぜそのように「欠損家庭」「子どもが非行に走りやすい」などのイメージが生まれてきたのかなど、考え研究していく。
- 特徴・オリジナリティ
- 特に無し
- 大学・専攻
- タイトル
- モーツァルトのサンフォニー・コンセルタントがクラヴィーア・コンチェルトに与えた影響
- 分野
- 人間行動・表現
- 概要
- モーツァルトは、「マンハイム=パリ旅行」の際、当時革新的であったオーケストラの演奏に衝撃をうけた。そして、パリで流行していたサンフォニー・コンセルタントのジャンルを作曲した。このことは、モーツァルトの転換期と言える時期であり、彼自身大きな成長を及ぼした。その後に作曲されたクラヴィーア・コンチェルトにおいて、この曲が、どのような影響を与えたかということについて述べたものである。
- 特徴・オリジナリティ
- 多く資料がある中で、あまり触れられていない項目を取り上げて調べた。
- 大学・専攻